2008年春からメタボ健診が義務化されました。まだその内容について疑問が多い方も多いのではないでしょうか?ここでは、メタボ健診の内容とその基準、メリットとデメリット等について紹介しています。また、メタボ健診の検査項目(腹囲、血圧、血糖値、コレステロール等)についても解説。昨今話題になっているメタボリックシンドロームですが、健診に備えて、食生活の改善や、運動、ダイエットなど、普段の生活を見直してみるのはいかがでしょうか?
メタボリックシンドローム対策にはダイエットが不可欠になってくると思います。ダイエットは運動をしたり食事を気をつけたりすることによっておこなえます。食事でダイエットをする場合には、自分が1日にどれだけのものを食べているか把握することからはじめましょう。ダイエットの成功者となってお腹がぽっこりとでた内臓脂肪を撃退することはなかなか難しいです。
メタボリックシンドロームから脱出するための完璧な方法は確立されているとは現状では言いがたい状況です。それは、ある意味では我慢と根性が要求されることが多いからです。食べずに運動し続けることは難しいですよね。そして永遠に我慢と根性で続けられる人はいないからです。しかし、理論的にみた内臓脂肪を撃退する方法はわかっています。
どのように食べて、どのように運動すればいいか、というような理論はほとんど完成されているといっていいのではないでしょうか。もちろん、ここで言う完成とは現時点でのことで10年後には必ず新たな理論が登場していると思います。問題は現時点で頭で理解していても、実践するのは人間なので辛かったり面倒だったりすると途端に失敗してしまうということなのです。
メタボリックシンドロームを改善するためには、とにかく内臓脂肪がついてでっぱってしまったお腹をなんとかしなければならないと思います。ダイエットすることが絶対条件だということになります。色々なダイエット方法があるのですが、どれを実践したらいいのかわからないという方もなかにはいると思います。
また、ダイエットは何度も挑戦しているけどいつも失敗してしまている、食事制限をしてみたら痩せたけど、すぐにリバウンドしてしまったというような経験をしている人は少なくないはずです。アメリカのワシントン・ポスト紙の調査によると、過去70年間で、およそ2万6千種類のダイエット方法が考案されていることがわかりました。
しかし、ダイエット方法が過剰なくらい考案されているにも関わらず、どのダイエットを実践しても成功率はたったの5%のようです。200人がダイエットをした場合に10人しか成功できない計算になります。しかも、10人の成功者の中で体重維持をできたのは1人きりだそうです。これは、0.5%の人しか本当の意味でダイエットに成功できなかったということになります。
脂肪肝は内臓脂肪と糖尿病が原因となっておこる症状だということがわかったそうです。内蔵脂肪や糖尿病(高血糖、インスリン抵抗性)が密接にからみあい脂肪肝を引き起こしてしまうことから、脂肪肝もメタボリックシンドロームが関係しているといえると思います。脂肪肝の初期症状はほとんどありません。
しかし、脂肪肝が悪化してしまうと体がだるくなってしまったり、疲れやすかったり食欲がないというように肝臓病と同じような症状があらわれてしまいます。脂肪肝を放置してしまうと、慢性肝炎から肝硬変や肝臓ガンへ進行してしまう危険性もあるといわれています。内臓脂肪が脂肪肝になるメカニズムを知るためには、まず健康な人の脂肪細胞がどのような働きをしているのか見てみるとよいでしょう。
健康な人の体の脂肪細胞からは毎日のように遊離脂肪酸が放出されています。そして、肝臓で中性脂肪に変換されます。そして、VLDLという超低比重リポたんぱくの働きによって血液中に送りだされています。つまり、中性脂肪も遊離脂肪酸も適量であればエネルギー源として有効に働いくことができるのです。
しかし、内臓脂肪が過剰になってしまいお腹がでっぱっている人は、脂肪細胞から処理しきれないほどたくさんの遊離脂肪酸が肝臓に流れこんでしまいます。そうすると、中性脂肪を血液に送り出すVLDLの合成が間に合わなくなってしまい肝臓に大量の中性脂肪が残ってしまうのです。この状態が脂肪肝の原因というわけなのです。
メタボで一番怖い動脈硬化性疾患についてごしょうかいしたいと思います。お腹がでっぱてしまう内臓脂肪型肥満を含めたメタボリックシンドロームが引き起こす疾患のなかで、一番怖い病気が動脈硬化性疾患です。動脈硬化性疾患の代表的なものとしては、心臓では狭心症と心筋梗塞、脳では脳出血と脳梗塞、そして足では閉塞性動脈硬化症などがあります。
これらの病気になってしまうと、ほとんどのケースで命を落としてしまうか重い後遺症が残ってしまいます。動脈硬化性疾患は、動脈(血管の名称)の弾力が失われて硬くなってしまい、血液がその先の臓器や細胞まで届かなくなる病気のことです。そして自覚症状がなかなかあらわれず、あらわれたときには病状がかなり進行しているという点が特徴です。
その理由は、動脈硬化を起こした血管の変わりにバイパスとなる血管があることや、血管が枝分かれしていたりするために、障害とされる範囲が狭くなるからです。また、血管自体の空間面積が30%未満になってしまい血液の流れが悪くならないと症状があらわれないという点も自覚症状が出にくい理由のひとつといえます。
メタボリックシンドロームに関与している内臓脂肪を落とすための努力は、本当に必要です。日本人の成人6人に1人が糖尿病だといわれており糖尿病には恐ろしい合併症がありますので、現代人であれば多くの人が注意するという認識をもっていると思います。その理由としては、糖尿病そのものに侵されている人数が多いからです。
日本国内の糖尿病患者だけでも約740万人もいます。そして糖尿病と疑われる予備軍は約880万人にものぼっています。日本人の成人6人に1人の確率で糖尿病となっているのです。または予備軍がいると推定されているのですが、これだけの人々が糖尿病と関わりをもっているという点をみれば、その家族も含めて情報は相当いきわたっていてもおかしくありません。
しかし、怖いということがわかっていても糖尿病患者が減る兆しは見られません。それどころか、一説では糖尿病患者数は10年以内には、現在の2倍に達するといわれています。最近では、血糖値をコントロールする良い薬も開発されています。そして食事療法や運動療法も確立されています。しかし、どうしても糖尿病患者が増えてしまう理由としては、内臓脂肪を闇雲に増加させてしまう生活習慣にあるようです。
このようなことから、メタボリックシンドロームの診断基準では、空腹時血糖値が110mg/dL以上はリスクがあると設定しています。この数値は糖尿病でいえば「境界型」です。正常とも糖尿病とも断言できないグレーゾーンの血糖値のことです。つまり、ただ糖尿病と診断されるよりも、メタボリックシンドロームで血糖値が高いと言われたほうが、早めに糖尿病のリスクを軽減できる仕組みになっているわけです。