メタボ健診の名称の由来ともなっているメタボリックシンドロームですが、その普及率とは裏腹に、この症状の意味を、誤解して覚えている人も多くなっているようです。メタボリックシンドローム=単なる肥満と考える人はとても多いようです。しかし、実際にはそうではありません。
メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖、高血圧、高脂血症の中の2つ以上の症状を合併した状態のことを言います。つまり、肥満と、それに伴う不健康状態を、メタボリックシンドロームというわけです。メタボ健診において、血圧や血糖値を測るのも、このメタボリックシンドロームを判断することが目的です。
高血糖や高血圧は、単独でも十分に危険な状態であると言えます。しかし、これらが複数に渡って合併している状態では、動脈硬化性疾患の発生頻度が、飛躍的に高まることになるのです。最近では、メタボリックシンドロームという言葉が、バラエティ番組などの影響もあって、安易に使われがちです。しかし、実際には、かなり恐ろしい病気なのです。しかも、痛みなどの自覚症状がないため、深刻に捉えない人が多いという事情もあり、近年では、非常に軽く見られがちになってしまっています。メタボ健診は、そういった社会的事情に警鐘を鳴らすという意味でも、期待されているものです。
メタボリックシンドロームは、非常に危険な病気です。その予兆があれば、直ぐにでも改善しないと、取り返しの付かないことになります。それをしっかりと把握した上で、メタボ健診に臨むようにしましょう。
メタボリック症候群にならないためには、毎日の食事のとり方に気をつけるとよいでしょう。まず、自分の食べかたのクセを見つけるようにしましょう。食事ノートを1週間、1ヶ月、2ヶ月というように続けてつけていくうちに、どのような人でも自分の食の傾向がわかってくるはずでしょう。たとえば、朝、昼とほとんど食べていないのに夜はドカ食いしている場合もあります。
また、昼食に脂っこい揚げ物や中華ばかりなどを食べていたり、毎日お酒を飲んだり濃い味のつまみを食べている、1日にジュースを3本も飲んでいたり、テレビを見るとポテトチップスを一袋開けてしまうというようなことです。食事ノートをつけることによって人によって食べかたのクセが見えてくるということなのです。食事ノートをつけはじめた時点で「あれ?これをやめれば痩せられるんじゃないかな?」ということに気がついたらしめたものですよね。
気がついてしまえば自然とドカ食いをセーブすることができたり、揚げ物をやめて焼き魚を食べるようにしたり、ジュースをお茶に変えるようにしたくなるのが人情です。人によっては、クセに気づいただけで2~3kgも体重が落ちるケースがあるかもしれません。特別に食事制限をしなくても、気づいたクセを少しだけ修正してみましょう。この程度のことなら、苦痛をほとんど感じないで続けられるのではないでしょうか。ダイエットの失敗は続けられないことなので続けられることを見つけられただけでも一歩前進できるといえるでしょう。
理論的な内臓脂肪の撃退方法ももちろんメタボ対策には必要となりますが、できるだけ楽しくそしてつらいことが少ないような方法をご紹介します。まず、はじめに「食事ノート」をつけることです。「そんなことなら今までのダイエットでもつけていたよ」と思うかたもいるかもしれませんが、食事ノートをつけるには第一段階としては、食べてはいけないものを排除するようにしたりカロリー計算をしたりする必要はありません。
ただ1日に食べたものを時間と共に記録していくといった簡単なものです。もしも、手書きが面倒という人なら、携帯電話などのメモ帳機能を使ってもよいでしょう。あとで携帯電話から自分宛にメールをしておいてパソコンなどで整理してもよいでしょう。方法は何でも良いのでダイエットを始める前に、とにかく今の自分が1日にどれだけのものを食べているか把握することがとても大切なことなのです。
「私はそんなに食べていない」と言い切る人がほとんどかもしれませんが、記録をしておいて1日を振り返るとたいていの場合、驚くほど食べていることでしょう。だからこそ、内臓脂肪の影響からお腹がでっぱり、メタボリックシンドロームになるのです。もしも本当に「そんなに食べていない」のであればお腹がでっぱるはずがありませんよね。自分がどのような食生活をしているのか知る。このことが大切なことなのです。ただ記録するだけになrますので食事制限も運動もしていないため楽なのではないでしょうか。
メタボリックシンドローム対策にはダイエットが不可欠になってくると思います。ダイエットは運動をしたり食事を気をつけたりすることによっておこなえます。食事でダイエットをする場合には、自分が1日にどれだけのものを食べているか把握することからはじめましょう。ダイエットの成功者となってお腹がぽっこりとでた内臓脂肪を撃退することはなかなか難しいです。
メタボリックシンドロームから脱出するための完璧な方法は確立されているとは現状では言いがたい状況です。それは、ある意味では我慢と根性が要求されることが多いからです。食べずに運動し続けることは難しいですよね。そして永遠に我慢と根性で続けられる人はいないからです。しかし、理論的にみた内臓脂肪を撃退する方法はわかっています。
どのように食べて、どのように運動すればいいか、というような理論はほとんど完成されているといっていいのではないでしょうか。もちろん、ここで言う完成とは現時点でのことで10年後には必ず新たな理論が登場していると思います。問題は現時点で頭で理解していても、実践するのは人間なので辛かったり面倒だったりすると途端に失敗してしまうということなのです。