人間のオリジナルパーソナリティを構成することにおいて、体型という項目は、非常に大きなウエイトを占めます。それは、一つの個性であり、人間にとって、社会人にとって、あるいは生命そのものにとっての表現方法です。それは、表現の自由によって法律でも許されている部分だと思われます。

今回のメタボ健診の義務化は、それに抵触するのではという声が挙がっています。つまり、体型を自由に保つことを妨害することになるのではないかということです。実際、メタボ健診によって検査する項目には、腹囲が含まれています。血圧や血糖値のように明らかに健康面に特化した項目ではなく、体型の根源ともなる部分であり、ここの検査を行うというのは表現の自由的にどうなの? と疑問視する人がいるのは、決しておかしなことではありません。やはり、指摘されて傷つく人もいるでしょう。

ただ一つ、誤解の多い部分に対して、説明しておきます。メタボ健診による検査項目は、腹囲、血圧、血糖値、コレステロール値の4つです。しかし、この中の腹囲だけが基準値を超えていても、指導を受けることはありません。メタボ健診で指導を受ける対象は、腹囲、およびBMIの基準値をオーバーして、なおかつ他の項目で一つ以上引っかかった場合のみです。従って、お腹が出ていても、血糖値、血圧、コレステロール値が正常なら、後で別個に注意を受けることもありません。

ただし、もしかしたら、腹囲の数値だけを見て、あーだこーだ言う医師がいるかもしれません。もしそういう医師がいたら、それは表現の自由に対する冒涜です。できれば、医師の方々には、しっかりその点を注意した上で、指導をしてもらいたいものだと思います。

メタボ健診の義務化は、医療界にも、大変大きな影響を与えています。なぜなら、健診を行う上で必要となる施設の数が足りないという問題があるからです。義務化が決定して以降、各所に、健診のための施設を、新たに設定することになりました。

メタボ健診は、単に健診を行うだけでなく、検査した項目が、基準値を超えている場合は、保健指導を行う、あるいは、受けるという義務があります。今のところ、概算ながら、健診を義務付けられている5600万人の内の約25%、1400万人くらいの人達が、その指導を受けることなるだろうという予測が立てられています。彼らを全て指導するには、現存の施設だけでは足りません。

日本には、現在、様々な医療施設があります。その中から、新たな健診施設を選ぶ作業は、容易ではありません。申請を出している機関は、かなりの数に上るようです。中には、実績に乏しく、メタボ健診のための施設としては、不適当とされるような医療施設もあります。その選定にはかなり苦労することになるでしょう。

メタボ健診を、よりよい環境で行うために、医療界は、尽力する必要を迫られています。それは、つまり、非常に大きな額のお金を動かすということです。健診のための経費はもちろん、指導を行っていく上でも、相当な金額が動くことは、間違いありません。医療界全体にとって、大きなチャンスと言えると同時に、大きなリスクを背負ったともいえます。何しろ、問題が発生した場合は、これまで以上に大きく取り立たされる事は間違いありません。医療問題、医療不信が叫ばれる昨今において、このメタボ健診が、どう医療界を動かすのか、現在、大きな注目を集めています。

メタボ健診は、基本的には、有料の健診です。しかし、中には、少数ながら、無料化を発表している自治体もあります。仙台、大阪、北九州市、静岡県吉田町、沖縄県南風町が、既にメタボ健診の無料化を発表しています。

メタボ健診を無料にするということには、大きなリスクが伴います。というのも、義務化されているわけですから、どれだけ市民、町民が不満に思おうとも、結局は、健診を受けなければなりません。税金が引き上げられ、ほとんどの国民が不満を唱えても、結局、支払うことになるのと同じことです。当然、その利益を見込む所も多く、それを無料にするのは、あまりに勿体無いというのが本音であることに、疑いの余地はありません。無料化を実施する自治体が少ないのは、そのためでしょう。

その中にあって、何故、無料化に踏み切る地方自治体があるのでしょうか?それは、無料にすることによって得られるメリットがあるからです。例えば、健診代は無料でも、そのサポートに関しては、それなりの額のお金を支払うようなシステムだったり、地方の評判を上げるためであったり、他の市や県から受診者を呼び込むことで、健診以外の部分での収入に期待したりなどといった思惑があるのかもしれません。

いずれにしても、メリットがない状態で無料化を実施するのは、考えにくいことです。そのアテが確実に保障されるとも限りません。足並みをそろえないことで、地方格差が開く可能性もあるので、無料が一概に優れた方針であるとも限りません。とはいえ、自治体の目的は兎も角、健診が無料というのは、国民にとっては非常にありがたいことです。もっとも、その費用は税金で賄われることになるので、ありがたがる必要はないのかもしれませんが。

2008年4月から、いよいよメタボ健診がスタートします。その前に、誰もが思っていることが一つあるのではないでしょうか。それは、メタボ健診によって、本当に、メタボリックシンドロームの予防に効果があるのかということです。いくらメタボ健診と銘打っていても、実際に、メタボリックシンドロームであるかどうかの判断がしっかりできなければ、全く意味がありません。また、それに対する指導も、適切でなければ、予防は難しく、ただ時間を無駄にするだけということになってしまいます。そんな不安に駆られて、健診に乗り気でない方も多いかもしれません。

メタボ健診で検査する項目は、いずれも、メタボリックシンドロームを定義する上で、重要な指標となるものばかりです。そして、その基準値も、これまでの実績を踏まえた上で、何度も検討を重ねた中で定められた値です。しかし、はっきり言って、それらが絶対とは言い切れません。何故なら、まだメタボ健診としての実績自体が皆無だからです。

何かを始めるときに、そこには、決して保障はありません。間違っている可能性もあるのです。しかし、それを指摘していたら、キリがないのも事実です。不安に感じるのはもっともなことですし、二の足を踏む気持ちは十分わかります。しかし、それを押し殺して、受けてみることを強くおすすめします。言ってみれば、4月から健診を受ける一人一人が、サンプルのようなものです。その数が増えれば増えるだけ、信憑性が増します。そして、それが実績となって、確かな予防手段へと向上していくのです。

財政等に関する不信感もあるでしょう。しかし、それらを訴えるのとは別に、健診は受けてみるべきです。メタボ健診は、国の政策として立ち上がったかもしれませんが、その内容は、国民全体で作り上げていくべきであると私は考えます。

現代人は絶え間なくストレスにさらされているとおもます。通常でストレスがかかる場面といえばどのようなときでしょうか。たとえば恋人にフラれた時や仕事で上司にしかられた時や病気の告知を受けた時というように精神的に追いつめられた状況になってしまうとコルチゾールという副腎皮質ホルモンが瞬間的に作りだされてしまいます。そして私たちの人間の体は自動的にストレスを緩和しようと働くそうでます。コルチゾールはビタミンCとコレステロールを原料として作られるておりそのためビタミンCが足りないといらいらしたり怒りっぽくなると言われるのはこのためだと思います。

精神的なストレスだけではなくて過労働や睡眠不足、あまりにも体を動かさずにいることもストレスになってしまいます。このようなストレスは瞬間的なストレスと言うよりも「いつもストレス」と体が感じるているためコルチゾールが常に分泌されている状態になってしまいます。コルチゾールが過剰に分泌されることによって脂肪細胞を成長させてしまうので人間の身体は太りやすくしたり、腹まわりの脂肪を増やしてしまったり筋力を低下させたり、血圧や血糖値を上げてしまうなど色々なトラブルが発生します。

またストレスを感じると交感神経が緊張しますので、そのことによっても太りやすくなります。交感神経が緊張すると、脂肪を分解するホルモンが活発に分泌されてしまうので空腹感が強まるのです。その結果としてストレス食いといわれるドカ食い、ヤケ酒と呼ばれる多量の飲酒に発展してしまうのです。「運動することによってストレスを感じる」と言う人もいるかもしれませんが、全く運動しないということは人間の体の構造上ストレスになるわけなのです。