メタボリックシンドロームと内臓脂肪の増加は密接な関係にあります。内臓脂肪が増えてしまう理由としてはたくさんお酒を飲むこともあげられます。適度に飲むのであればそれほど問題にはならないです。しかし、適度というのが実はくせものなのです。具体的にいうと1日に純アルコールで男性20g、女性14g程度です。これだとわかりにくいかもしれません。そのため次のようにお酒の種類ごとの純アルコールグラム数を列記してみました。
男性と女性ではアルコールの代謝能力が違います。そのため飲める量も変わってきます。このことを注意しながらチェックしてみてください。【酒種による純アルコールグラム数】(酒名・量・純アルコールグラム数の順に列記しています)ビール大ビン633mlで26gです。ビール中ビン500mlで20gです。ビール小ビン350mlで14gです。日本酒1合で22gです。ウィスキーシングル30mlで10gです。ブランデーシングル30mlで10gです。焼酎1合で50gです。ワインをグラスに1杯で12gです。ドライ・ジンシングルで11gです。ウォッカシングルで22gです。紹興酒ボトル1本で58gとなっています。
つまり、ビールであれば男性で中ビン1本です。女性の場合で小ビン1本程度というのが、1日の適量ということになります。日本酒なら、男性も女性も1合丸々飲むことはできないのです。お酒好きの人にしてみれば「ぜんぜん、飲んだ気がしない」という量だとおもいます。しかし、この量を超えてお酒を飲んでしまうと確実に内臓脂肪が増えてしまうのです。その仕組みは意外と単純です。たとえば日本酒1合を飲んだ場合、そのアルコールを分解するためには肝臓が約3時間もフルに活動しなければなりません。その間に他の飲食物の代謝は後回しになってしまいます。こういった点をふまえれば、つまみやお酒の後のラーメンは内臓脂肪になりやすいということになります。また、米や麦など穀類から作られているお酒の場合は糖質を含んでいるため、肝臓で脂質と一体化してしまい脂肪になるといった怖さもあります。
メタボリックシンドロームは、メタボ健診の名称の由来ともなっています。このメタボリックシンドロームですが、その普及率とは裏腹に、この症状の意味について誤解して覚えている人も多くなっているようです。メタボリックシンドローム=単なる肥満と考える人がかなり多いようです。しかし、実際にはそうではありません。メタボリックシンドロームとは、内臓脂肪型肥満や高血糖、高血圧、高脂血症の中の2つ以上の症状を合併した状態のことを言います。
つまり、肥満に伴う不健康状態を、メタボリックシンドロームというわけです。メタボ健診において、血圧や血糖値を測るのも、このメタボリックシンドロームを判断することが目的です。高血糖や高血圧は、単独でも十分に危険な状態であると言えます。しかし、これらが複数に渡って合併している状態では、動脈硬化性疾患の発生頻度がかなり高まることになるのです。最近では、メタボリックシンドロームという言葉はメディアの影響もあって安易に使われがちです。
しかし、実際には、かなり恐ろしい病気なのです。しかも、痛みなどの自覚症状がないため、深刻に捉えない人が多いのです。近年では、非常に軽く見られがちになってしまっています。メタボ健診は、そういった社会的事情に警鐘を鳴らすという意味でも、期待されているものです。メタボリックシンドロームは、非常に危険な病気です。その予兆があれば、直ぐにでも改善しないと、取り返しの付かないことになってしまいます。そのことをきちんと把握した上で、メタボ健診に臨むようにしましょう。
メタボ対策をするときは食生活の見直しが肝心ですが、どうしても外食やコンビニを利用した食事が多いというかたもすくなくはないですよね。コンビニの商品を購入するときはカロリー表示をしてあるものを買うようにしましょう。一人だとレストランなどにはいりづらいでコンビニで買ってしまい食べることのほうが多いですよね。
しかし、コンビニ食は気をつけておかないと高カロリーなものを摂取することになってしまいます。また栄養バランスも悪くなりがちです。ただし、コンビニ食にも良い点があります。安くてボリュームがあって24時間いつでも手に入るという点です。そしてほとんどの食品にカロリー表示がしてあるという点です。
これは、メタボリックシンドロームの人には見逃せないメリットだといえるでしょう。栄養面を考えれば揚げ物や肉が中心のお弁当は避けるようにして、おにぎりやレトルトのご飯、煮物、焼き魚、青菜のおひたし、サラダ、そしてゆで卵、豆腐などをバラにして買うようにしたほうがよいでしょう。コンビニ食は野菜不足になりがちです。そのため野菜ジュースを追加するといいでしょう(1日1本200mlまでです)。もしも、バナナやりんごがあれば、それも追加しておきましょう。
メタボ対策には食生活を気にする必要があります。外食などが多いというかたは特に気をつけたほうがよいでしょう。中華などを食べるときには、どのメニューをえらんでも高カロリーです。中華料理は食材として野菜や肉、魚介類などを豊富に使います。そのため、栄養面でみれば優れているといえるでしょう。
洋食の場合はバターや生クリーム、そしてチーズ、ドレッシング、ソースなどを使う調理法が多いためほとんどのものは高カロリーだといえるでしょう。しかし、生の野菜を食べられるというメリットがあります。メタボ対策には和食をゆっくりと噛んで食べるようにして、量は腹八分目で終わらせるようにしたほうが良いということがわかります。
かといっても中華や洋食が食べたいときもありますよね。そのような場合は次のことに注意して、楽しく食べるようにしてください。1 揚げ物の衣は半分程度残すようにする、2 カツ丼などの丼物やラーメンなどの単品物ではなく品数の多い定食を選ぶようにする、3 丼物や単品物を頼んだときにはサラダなどを追加するようにする。
4 肉より魚、魚より野菜の順位で選ぶようにする。5 揚げ物よりも煮物や焼き物を選ぶようにする。6 麺類の汁はできるだけ残すようにする。7 漬け物は半分残す、8 ソース、ケチャップ、醤油などの量を加減してみる。9 ドレッシングは別にしてもらう、10 和定食を食べた後はチーズやヨーグルトを間食にする、11 食べ残す癖をつけるようにする。12 肉は脂身をよけて食べるなどです。